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社会を動かすプロダクトを創る。ロジカルなPM山口さんを作った今までの経験とYOLO JAPANでの挑戦【カスタマーサクセス部:山口大介さん】

今回はカスタマーサクセス部:プロダクトチームに所属する山口さんにインタビュー!

粘り強い思考力、分析力に優れ、PMとして周囲を巻き込んで仕事をする山口さんはどのような経験を積んできたのか、そして今後どんな事をやっていきたいか聞きました!



データ分析やPMなど、特にロジカルさを求められる仕事を今まで行われてきている山口さん。経験について新卒の頃からお伺いできますか?

大学卒業後、1社目は理美容機器メーカーに入社したのですが、就活当時は2011年3月。東日本大震災前後の就活ということもありとても混乱していた時代でした。

色々な事業展開をしている会社で経験を積める(飽き性という自分の性格も鑑みてここは大切な項目の一つでした)という事、採用面接の中で当時の人事役員から、「大学での統計学の知識を活かしてデータドリブンの商品企画をお願いしたい」と言われたという2点の魅力と、混乱時代に一番最初に内定をもらったということもあり、入社を決めました。


入社後、まずは総合職だから兎にも角にも営業から始めなくてはということで、営業職に配属。ただ、目をかけてくれていた人事役員からは「普通の営業部だと君は心が折れそうだ。。。」と言われ(笑)、一番信頼のある東京の営業部長の元へ行くことになりました。


当時の営業スタイルはエリアが営業ごとに決まっていて、担当は1500店程で順番に回っていくスタイルだったので、自分は効率的に回るために、全顧客をリスト化&ピン立てできるアプリを用いて自分の営業MAPを作って営業していました。

当時は新しいやり方だったみたいで、気づいたら先輩方からもそのマップ作成の依頼を受けるようになり、営業所にやり方を浸透させていました。(笑)


山口さんが営業からスタートとは驚きですが、営業でも自分の強みを活かした営業のやり方を考えるのは山口さんらしさが出ていますね・・・。その後商品企画部に異動となっていますが、どのような経緯でしたか?

ある日、就活の時にお世話になった人事役員から電話がかかってきて、「元気にしているか?時が来た」と。(笑) 

その後、大阪本社に戻って面接時に話をしていたデータを用いた商品企画の仕事が始まったという流れです。


印象に残っているプロジェクトとしては、商品企画異動2年目、当時の副事業部長と二人で行ったPOSデータの分析プロジェクトです。当時の会社ではPOSシステムは昔から扱っていたものの、全く活用ができていない状況で・・・。(余談ですが、新卒研修時も役員に向けた課題提起プレゼンがあったのですが、その時の自分のプレゼンでも、もっとデータ活用した方が良いのではないか?と提案するくらいの状況でした。)

自分の大学時代学んだ統計学の経験も生かせるし、データ分析に対する興味からプロジェクトには自ら手を挙げて参加しました。

ただ、プロジェクト開始後、どのようにデータを分析するかは決まっていない、前例がないという状況で、副事業部長と試行錯誤する日々。最初の半年は特に苦しかったと記憶しています。

分析の勉強はしてきたものの、いざ実務となると、どのような結果が出ればビジネス(売上)につながるのか、そのためにどのような数字を扱わなくてはいけないのか、お客さまにとって価値のあるデータとは何か?と考え続け、約1年間はひたすら分析、その後も分析を基に定性的なデータ収集や仮説検証を行っていきました。


今思えば、一緒に行っていた副事業部長が数字に強いロジカルな人だったからこそ、ここでビジネスにおける分析やロジカルシンキングの基盤ができたと思っています。


山口さんの論理的、粘り強い思考力はここでより強化されていったのですね。ただ成果に繋がるまでも時間がかかる分析を数年単位で行うのってとても大変だと思いますが、その時のモチベーションは何でしたか?

正直、当時は新しいことにチャレンジし続けることが面白かったので、仕事自体がモチベーションになっていました。会社の売上貢献という観点では、これを活用できたら、必ず会社に大きな貢献ができるということの実感があったという事は大きかったと思います。

実際にその後、会社として本を出版するまでの成果になりましたし、今でも使われているデータもあるとの事。更新してくれとは思うものの、それだけ大変な業務をやったのかと思っています。(笑)


やはりデータはただ集めるだけでは意味がなく、データ活用の目的は?どう活かすのか?という問いに対応する形で初めて活用できるものなので、定量と定性データをどう活用するのかというのは今でも意識している事です。


その後、よりデータ分析と活用、プロジェクトの経験を積みたいという思いで成長市場であるIT業界のベンチャーへ入られたということでしたが、実際に入ってみていかがでしたか?

スピード感に驚きつつも期待通りでした。

(一社目では歴史を持つメーカーということもあり、意思決定スピードがとても遅く・・・事業部長でも最大100万円の決裁権、それ以上だと月一の稟議審査会で決議されるが、そのためにもたくさんの根回しが必要・・・という環境でした)


二社目では様々なSaaSシステム、中でも在庫管理システムのPMを行いましたが、その中で学んだことはベンチャーならではのやり方があるということ。サービスリリースに関しても、今までは企画段階でリサーチや企画書を作って承認をもらってからのスタートだった一方で、ベンチャーだと、上手くいきそうという感覚から少数のリサーチ&エビデンスをとりつつ、提案資料を作成して、売りながらもその商談でのクライアントの反応や指摘もサービス改善の案としながら完成させていくような、作りながら売るという事が当たり前で、非常にスピード重要視されているというこを学びました。


一方で、作りながら売るとはいえ、当初の見立てがとても大切で、見立てが悪ければいくら売りながらブラッシュアップしても売れないものになってしまう。だからこそ最初にどれだけ解像度高く考えることができるかが大切ということも、失敗と成功を通じて痛感。


そのような経験もしながら、当時の社長が言っていた「失敗をただの失敗として捉えるのではなく、結果をもとに次につなげ”バッターボックスに立ち続ける”事が大切」ということを学んだのが二社目での経験でした。


その後、YOLO JAPANに入社となりますが、転職のきっかけは何でしたか?

自分の経験・業務を通して、より世の中に影響を与えたいと思ったことがきっかけです。

二社目の事業は在庫管理効率化システムだったのですが、導入している企業の店舗を見かけても、実際に活用しているのは本社の一部の人のみ。しかもその店舗が別に繁盛している訳でもなく、店舗スタッフや顧客にシステムを通してどのような価値提供ができているのだろうかと感じました。もちろん間接的には貢献していると思うのですが、もっと世の中に影響を与えることができるような、手触り感のある業務を行っていきたいという思いが強くなっていきました。

単純に、自分の子供たちに「パパはこんな仕事をやっていて、こんな貢献をしているんだよ」と言えるような仕事です。


一社目の時、理美容室の設備機器で価値を感じているのは、オーナーだけでなく、施術を受ける人(ユーザー)に影響を与えることができているという感覚があったからで、toBtoCとその先に影響を与えられるような事業に自分はよりやりがいを感じられるのだろうと感じ始めていた時、YOLO JAPANを知ったということがきっかけです。


実際に入ってみてどうですか?

事業の手触り感としては、社内での各部との連携から得ることのできるユーザーやクライアントからのフィードバックや、日々街を歩いていても増えていく外国人を見ながら感じています。自分の仕事を通して企業もユーザーも幸せにできるようなプロダクトを作り、その先には日本の成長や社会貢献がある。そこが魅力です。

(いつも街を歩きながら「この人たちYOLOを使ってくれているかな〜?」と、いつも思っています。(笑))


業務に関しては、上長のCS部長である丸岡さんの采配で、やりたいことを自由にやらせてもらっていると思っています。

入社当時はCS部のCRM(顧客管理システム)強化を想定したポジションのオファーでしたが、入って1週間。自分が感じた問題意識とできる事を伝えた結果、プロダクトチームに異動させてもらいました。


やりたいこと・・・というのも、YOLO JAPANはITメディアなので、プロダクトが事業の要。より良いプロダクトを作る為に、社内の人にどのように動いてもらうかを考え、開発プロセス改善や全社戦略会議で開発報告時間を貰うなど、プロダクトが重要だという意識付けと仕組みづくりができるようになったと思っています。


ただ、まだ足りていないと感じている事は、現在のプロダクト開発がどのように売上に繋がっているのかという可視化する事。

「◯を行う事で売り上げがこれだけ上がります。」という事を伝えて、検証、可視化し、成功した事例を社内で蓄積することを今後は行っていきたいと思っています。


山口さんが入社されてからまだ半年ではあるものの、変化を感じています。入社してすぐに力を発揮し、信頼される為に何か意識していたことはありますか?

自分が何を行っているのかという事を可視化することですね。


転職時の個人的な目標設定としては、3か月で「この人すごい」と思ってもらえる成果を出すという事。中途採用って即戦力を求められるので、それくらいやらないとダメだと思いますし、自分のキャリア経験上、信頼感が無くなったらそこで仕事も止まってしまうと思うんです。実際、最初で躓くと再浮上する事は大変。だからこそ最初が肝心だと思い、自分の成果や行動を可視化することを意識しています。

特にPMとか商品企画ポジションは複数部署の様々な人を巻き込む部署だからこそ、信頼される人になること、「この人が言うならやってみよう」と思ってもらえるような人になることが大切。だからこそ、成果を出す人だと最初に皆にわかる形で成果を出していったというイメージです。


とはいえ、YOLO JAPANにはYOLO JAPANの文化があるから最初は壊さないように、ただ徐々に変化を出していくということは意識していました。

例えばMTG一つにしても最初の1週間は様子を見る。次の週にはこうしたらもっと良くなるのでは?と提案していったりというイメージです。


また、人材育成に関してもCS部は若手メンバーも多い部署なので、仕事を進めるコツなど、コンセプチュアルスキルを高める意識を持っています。実際に、社内勉強会でクリティカルシンキングを学んだ後に、CS部内でメンバーの発言に対して、「学んだことを活かすにはこういう考え方がいいんじゃない?」とか、例を出したりアドバイスをことあるごとにしています。

(コンセプチュアルスキルは一朝一夕にはできないからこそ、日々のフィードバックが必要だと思っています)



小さな信頼の積み重ねから、大きな成果につなげる山口さん。まさにYOLO JAPANが大切にしているコアバリューの一つであるWorthy of trustを体現されていると思っています。それでは、最後に今後の目標はありますか?

CS部としては、CSが出す成果(解約率の低下)によって売上を伸ばしていく為に、プロダクトチームとして、自分等の仕事がこれだけ成果につながっていることを可視化し、売上に直結していることがわかるような成果を出したいと思っています。

YOLO JAPANのCS部は去年1年が立ち上げとなり、今年は成果に結びつける年。会社にとってもIPOに向けた大切な1年になるからこそ、しっかりと売上に貢献していきたいと思っています。


また、個人的には、プロダクトを通じて「こんなにも売上につながる成果を出した!」と言えるような実績を作りたいです。将来的には外国人のライフサポートという観点で色々なプロダクトをそろえている状態を作り、その中でもどのようなリソース配分をするのかなど、戦略を立ててプロダクトポートフォリオを作ることができるような人材になっていきたいと思っています。


いかがでしたか?

山口さんの穏やかな語り口、言葉に宿る深い洞察力と本質的な知見が少しでも伝わればうれしいです!


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